同志社大が選手権京都府大会初制覇。これだからフットサルは面白い。

2017/01/30

【写真提供:同志社フットサルクラブTREBOL

今年の全日本フットサル選手権京都府大会は、同志社大学フットサルクラブTREBOL(トレボル)が優勝した。

準決勝でフュンフバインを5-5からのPK戦の末に下し、決勝でもリンドバロッサを5-4で破り見事な優勝を果たしたのだ。

全日本フットサル選手権京都府大会で初優勝した同志社フットサルクラブTREBOL

全日本フットサル選手権京都府大会で初優勝した同志社フットサルクラブTREBOL

11年続いたフュンフ・リンバロの2強時代。

同大会では2004年のF.T.BLOWが関西大会に出場して以来、毎年フュンフバインとリンドバロッサの2強のどちらかが優勝していた。以下がその歴史だ。(年はその大会の京都府大会の行われた年を表している。実際の大会名称ではない。)

2003年 第9回 フュンフバイン
2004年 第10回 F.T.BLOW
2005年 第11回 フュンフバイン
2006年 第13回 フュンフバイン
2007年 第13回 フュンフバイン
2008年 第14回 フュンフバイン
2009年 第15回 リンドバロッサ
2010年 第16回 リンドバロッサ
2011年 第17回 フュンフバイン
2012年 第18回 リンドバロッサ
2013年 第19回 フュンフバイン
2014年 第20回 フュンフバイン
2015年 第21回 リンドバロッサ
2016年 第22回 同志社フットサルクラブ TREBOL

クアトロを主体として、チーム力を落とさずにうまく世代交代をしてきたフュンフバイン。3-1を主体として、時には強力なダブルピヴォを駆使して、圧倒的な個の力でフュンフバインのライバルとして覇権を争ってきたリンドバロッサ。この揺るぎない2強が、今年も決勝のカードになるものと、僕は思っていた。

2強が弱くなったのではない。同志社が強くなったのだ。

昨年度、インカレで悲願の全国制覇を成し遂げ、関西1部への昇格も果たした同志社。
毎年、ほとんどの4回生が引退などで主力が入れ替わる大学のクラブにとって、「強くなった」という表現が適切かどうかは分からないが、確かに強くなった。

クラブが持つ強さとは、高いポテンシャルを秘めた若い選手が「このクラブでプレーしてみたい」という気持ちにさせる力のことだ。

同志社にはしっかりとした指導体制、下部組織、広報、OB会など、トップ選手を取り巻く環境は素晴らしいものがある。
今は世界最高峰のスペイン1部リーグでプレーしている、OBの吉川智貴選手の存在も非常に大きい。同志社は、良い選手が入ってくる条件を、成長し続け、結果を残すことで次々と整えていったのだ。

個人の力は引き継げないが、チームのカラーは継承される。

今年、MADELINE対PROUDIA(京都府社会人1部リーグ)の試合を見た時に、MADELINEに初めて見るゴレイロの選手がいた。

「あのキーパー、なんか同志社っぽいなぁ。」

思わず僕がそうつぶやいたら、近くに座っていた知り合いが、そのゴレイロはやはり同志社フットサルクラブ出身の選手なのだと教えてくれた。
プレースタイルが同志社のゴレイロらしく、ロングフィードが上手い。ゴレイロのフィードが上手いから、フィールドプレーヤーも迷わずに前をとる。あっさりとボールロストしても後悔はなく、フィールドプレーヤーの攻守の切り替えも戻りも速い。ゴレイロのプレースタイルは先輩から忠実に受け継がれ、チームのカラーを決める。

シーズン後半に、別チームかと思われるほどの成長を示す大学生クラブ。

「大学と当たるのはシーズン前半が良い」というのが社会人リーグの常識と言っても良いくらい、大学生クラブはシーズン後半になればなるほど怖い存在になる。その気になればFリーグクラブ以上の練習頻度や環境を揃えられるのだ。春先のシーズン序盤に苦戦していた大学も、インカレが終わる晩夏には、強豪チームに変貌を遂げる。

選手権で2強が優勝を譲るのは同志社以外の社会人クラブであってほしかったというのが正直な感想。

同志社は確かに、フュンフやリンバロと互角以上に渡り合えるクラブに成長した。しかし僕は、初めてフュンフとリンバロを倒して京都の代表として選手権に出るのは、同志社以外の社会人クラブであってほしかったと思う。いつか選手権の本大会で、京都のチームがFリーグを敗るのを夢見る一人として、同志社にそれを望むのは少し荷が重いのではないかと感じるのだ。

4年間というタイムリミットは、長いようで短い。

大学生クラブの最大の難点は、主要メンバーは必ず数年後に引退するということ。そして多くの場合、毎年春には戦力が落ちて、まだ線の細い1・2回生を急ピッチで育て、戦力にしなければならない。そんな条件の中でリーグ戦でも結果を求められ、夏のインカレまでには前年度と同等以上にチームを仕上げなければならないのだ。その大変さは、社会人クラブの比ではない。

大学生クラブにとっての最大の目標は、夏のインカレで日本一を獲ることだ。同志社は昨年それを成し遂げたが、今年は関西大会で最大のライバル、神戸大学に敗れた。来年も再来年も、毎年同志社に日本一になってほしいと思っている。が、社会人とも戦う選手権でFリーグクラブを倒すことを目標にしてほしいとは思っていない。

同志社が関西大会で、どれだけやれるのか。

まあとにかく、フュンフとリンバロを倒したのだ。京都の代表として、是非とも全国へ行ってほしいと思う。
選手全員が同じベクトルで一つになったとき、発揮できる力の増幅量には、社会人も学生もないのだ。やってやれないことはない。
偉そうに書いているが、僕は現在のトレボルに面識のある選手は一人もいない。ただ、同志社フットサルクラブをこれまで育て上げてきた先輩達の努力をずっと見続けてきた一人のファンとして、これからも見守っていきたいと思う。

頑張れ、DFC!!

 

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-京都, 全日本フットサル選手権