背伸びしてプロリーグを名乗ろうとしているうちは、逆立ちしたってプロ化できない。

21歳でフットサル選手を引退する決断をした若者がいる。

この衝撃的なニュースについては、このひと月ほど、(僕には何ひとつ関係ない話だが)ずいぶん考えさせられた。
そして先週、僕もよく読んでいるFUTSAL EDGEに、下の記事が掲載された。

引用元: なぜ、若者はFリーグから去っていくのか? 21歳、水上洋人の“早すぎる引退”から考える | FutsalEDGE

引用させていただいた写真の一番左の14番の選手が、水上洋人選手だ。

とても優秀な大学生で、将来を嘱望されたフットサル選手が引退。

水上選手は、大学生とFリーガーという二足のわらじを履いて、この春大学4回生になった。
平日午前中にチーム練習をしていて、さらに二部練習も行うシュライカー大阪に所属しながらも、すでに卒業に必要な単位はほぼ修得している、信じがたいほど優秀な大学生である。

シュライカー大阪はご存知の通り、10年目となった昨シーズンのFリーグでレギュラーシーズン1位とプレーオフ優勝、さらには全日本フットサル選手権優勝と事実上の国内三冠を成し遂げ、絶対王者であった名古屋オーシャンズから国内最強クラブの座を奪ったチームだ。

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辞める辞めないは本人の自由。議論されるべきは別のところにある。

21歳という年齢と日本一のクラブの選手であるということ、そして彼の実力と将来性から、こうしてメディアに大きく取り上げられ、沢山の反響を呼んだわけだが、同じような例はこれまでにもあった。

フットサルを続けるのか辞めるか、それとも休むのか。その選択は本人の自由であり、周りがどうこう言うべき問題ではないと思う。人はいつだって選手としてプレーしていいし、いつだって辞めていい。
議論されるべきなのは、フットサル選手の収入の問題だ。

Fリーグはプロリーグになれるか

Fリーグに加盟しているクラブが全てプロ化することが、果たして現実的に可能なことなのか。
僕の考える答えは、ノーだ。

フットサル日本代表がワールドカップである程度の結果を出せば、Fリーグもプロリーグにできるのではないかと幻想を抱いていても許されていた時期は、確かにあった。しかし、Fリーグ開幕から10年が過ぎて、この結果を見て、いまだにそれを信じているおめでたい人がいるなら、目を覚まさなければならない。

プロリーグになれない理由

完全なプロリーグにするには、メディアバリュー(媒体価値)が低すぎるのである。
媒体価値を上げるには、運営をプロフェッショナルチーム(専門家集団)にしなければならない。
プロの経営者、マーケッター、プロモーターが必要だ。
Fリーグ運営の人事を一新するぐらいの英断も必要なのである。

今のままの中途半端な運営で進めたいなら、賭博にするしかない

現代の情報過多な日本。世の中はエンターテインメントに溢れている。
この国で、このマイナースポーツのメディアバリューを上げる方法は、賭博の対象にする以外にない。

 

タニマチに期待できる時代はもう来ないと考えたほうがいい。

「クラブをプロ化しなさい」というミッションは、現行のFリーグが、メディアバリューとしてアピールできる魅力が乏しい以上、非常に困難である。

名古屋や大分以外のクラブに、「名古屋や大分みたいに良質の大きなスポンサーを獲得しなさい」というのは酷(コク)すぎるのだ。

選手個人にスポンサーを付けるのも、解決にはならない。

仮に選手個人にスポンサーがついたとしても、そのスポンサーが経営悪化したとき、その選手が実力的に落ち目になったとき、あるいは引退したとき、どうなるかという問題がついて回る。選手にはずっと、将来の不安がつきまとう。

結局のところ、解決法はあるのか

ここまではずっと、先の見えないFリーグのネガティブな話ばかり書いた。
しかし、希望はある。

フットサルは、面白い。

フットサルは、面白い。
Fリーグは、面白いのである。
そして、もっと面白くできるし、もっとその面白さを世間に知らしめることはできる。
救いは、今もFリーグに、競技フットサルに関心を寄せている人は他のマイナースポーツと比較しても、多いことだ。

解決法はある。

解決法は、確実にある。
プロという肩書に、いまや価値など無い。無理してプロリーグを名乗る必要はないのだ。

問題の本質に目を向けて、常識を捨てて考えれば、見えてくる解決法がある。

その話はまた次回に。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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