Fリーグの集客を真剣に考えてみてわかった、リーグが犯した最大の過ち。

2017/12/01

Fリーグ2017シーズンの第26節までの全156試合について、入場者数を調べてみました。
その過程で気づいたことをこれから数回に分けて、綴ってみたいと思います。

ハーフセントラルは失敗だった?

今シーズンから導入された、6クラブ共同開催方式(俗にいうハーフセントラル)。まだシーズン途中ですが、どうだったのでしょうか。
まずは下の表をご覧ください。

2017-2018Fリーグ 開催方式別、総入場者数と1試合平均(第26節終了時)
開催方式 総入場者数(人) 試合数 1試合平均(人)
セントラル 9,605 6 1600.8
6クラブ共同開催(ハーフセントラル) 54,354 60 905.9
ホーム&アウェイ 90,457 90 1005.1
合計 154,416 156 989.8

12クラブが一堂に会するセントラル方式は今のところ開幕節の6試合のみ。
開幕セントラルはいわばお祭りです。1試合平均1600人はFリーグにしては多いなと感じるかもしれませんが、7000人を超える年もあったことを考えると、断然少ないです。

ハーフセントラル方式ではこれまで60試合が行われ、その1試合平均は905人。ホーム&アウェイ方式の1005人に比べ、1試合あたりおよそ100人も少なかったことがわかります。
1度に6クラブを見られることは、それほど集客効果を持たないということでしょうか。あるいは、JSPORTSやAbemaTVで観戦する人が多かったということでしょうか。
今週末はグリーンアリーナ神戸とゼビオアリーナ仙台で、6クラブ共同開催があります。入場者数にも注目しながら、見守りたいと思います。

各クラブのホームゲーム入場者数は?

第26節終了時点の入場者数1試合平均のクラブ別ランキングを表にしてみました。

12クラブの平均は989.8人。ついに1000人を下回ってしまいました。
平均1000人に届かなかったクラブは6クラブ。その中になんと、府中アスレティックの名前もあります。

2017-2018Fリーグ クラブ別ホームゲーム平均入場者数ランキング(第26節終了時)
順位 クラブ 総入場者数(人) 試合数 1試合平均(人)
1位 北海道 11754 8 1469.3
2位 湘南 9761 7 1394.4
3位 町田 8338 7 1191.1
4位 すみだ 9034 8 1129.3
5位 名古屋 7712 7 1101.7
6位 浦安 8461 8 1057.6
7位 浜松 7939 8 992.4
8位 大阪 6344 7 906.3
9位 府中 6736 8 842.0
10位 仙台 5030 7 718.6
11位 大分 5645 8 705.6
12位 神戸 3703 7 529.0

Fリーグ最強のダークホース、人気クラブ府中アスレを襲った最悪の凶報。

府中は今シーズン、ホームアリーナであった府中市立総合体育館での開催をリーグから非承認とされました。
理由は、ピッチサイズの縦の長さが正規の40メートルに満たないことによるものだそうです。

ピッチの縦の長さって?

僕はいつもコートサイズを目視で測るとき、交代ゾーンのマーク後端のほぼ延長線上に第2PKマークがあるかどうかを見ます。
交代ゾーン後端はハーフウェイラインから10メートル、第2PKマークはゴールラインから10メートルの位置にあるので、正規の40メートルのピッチであれば、ほぼ延長線上に重なるのです。
逆に縦の長さが短いコートでは、第2PKマークと交代ゾーンとの間にズレが生じています。例えばマークが1メートルほどズレているのであれば、縦の長さは約38メートルということになります。

はたして府中の体育館は、何メートル足らなかったのでしょうか。

安定して集客できた府中市立総合体育館。

昨年度の府中アスレティックのホームゲーム14試合の平均入場者数は1096人。
14試合中12試合を、府中市立総合体育館で行いました。

特筆すべきは、その12試合のうち比較的集客しやすい日曜祝日に行ったのはたったの2回だけで、比較的集客の難しい土曜日開催と金曜夜の開催がそれぞれ5回、合計10回もあったということです。

しかもなんと(これは結果論かもしれませんが)、昨シーズンの府中のホームゲームは、引分け3試合を含めると、11試合が1点差以内の大接戦。2点差も2試合。いつも白熱したゲーム展開になるのです。

昨シーズン(2016-2017) 府中ホームゲームの入場者数
会場 総入場者数(人) 試合数 1試合平均(人)
府中市立総合体育館 12375 12 1031.3
町田市立総合体育館 2967 2 1483.5
合計 15342 14 1095.9

そして、今シーズンも府中市立総合体育館でのホームゲームは2試合行われましたが、いずれの試合も1000人超え。府中市立総合体育館ラストゲームとされた8/19の湘南戦には、1520人もの観客が詰めかけました。そして終了間際に大逆転の末、府中が湘南を5-4で下すという、まさに劇的な府中劇場を多くのファンが目の当たりにしたのです。

リーグの決定が、クラブの足を引っ張るという結果になった。

もしも今シーズン、府中アスレティックが府中市立総合体育館をこれまで通りホームアリーナとして使えていたら、前述のランキングでもっと上位に食い込んでいたであろうことは容易に想像できます。つまり、件(くだん)の体育館をホームアリーナとして認めないというリーグの決定が、クラブの足を引っ張る結果になったということを明確に示しています。

Fリーグの未来を最優先するならば、もう一度見つめなおしてほしい。

じつを言うとこの記事を書いている僕は、競技フットサルのコートは正規のサイズであることをできる限り守るべきだという持論の持ち主です。(参考記事:フットサルは角度のスポーツ。

しかしながら、フットサルという競技のポリシーとも言える「いつでも、どこでも、だれでも」の精神を大前提とするならば、わずか数メートルのこだわりで年間数千人がライブでフットサルを観る機会を奪ってしまったこの使用禁止の決定は、天下の悪法であると断言します。

Fリーグが縦に短いコートで行われることは、恥ずべきことではありません。
フットサルの町、府中市からFリーグを奪うことのほうが、よっぽど度量の小さい、ダサい決定であると思います。

僕はひとりのFリーグファンとして、Fリーグ実行委員会がもう一度、府中市立総合体育館の使用許可を検討してくれることを願っています。

 

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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