フットサルを真剣にやりたい人は造園をやるといいと思います。わりとマジで。

は?造園?
今度は何を言い出した?
そうお思いでしょうが、まあ読んでやってください。

毎週金曜日は加圧トレーニングSQUEEZEをお休みにして、造園のバイトに行くことにしました。
昨日は今シーズン3回目の造園バイト。

雇い主は、現フュンフバイン京都(関西フットサルリーグ1部)選手兼監督で、京都府社会人選抜の監督でもある北村暁史(サトシ)君です。

サトシ
この人です。

サトシの経営する暁造園の仕事に従事します。金曜だけ。
同僚(先輩か)にはフュンフバインサテライトのサラ(皿谷選手)もいます。知る人ぞ知るレフティのゴールゲッターです。ちなみにサラの写真は持っていませんでした(笑)

1日で体重を2.2kgも落とせました。恐るべし造園業。

昨日の現場は枚方市内の団地周囲の草刈りでした。枚方市は大阪府北部に位置する人口40万の中核都市です。暁造園は枚方市内の現場が多く、昨日はUR団地の草刈り。
朝8時頃から17時過ぎぐらいまでの作業でした。
午前に20分ほどの休憩、お昼1時間の休憩を挟んで、午後も20分ほど休憩。

僕の役目は掃除夫で、刈り手のサトシとサラの刈った草を集めたり、住宅の窓ガラスや駐車場の自動車に小石が当たらないように養生して回ったりします。

そんな感じの仕事で、歩いた距離がなんと16.2km。歩数にして27789歩

昼飯ガッツリ、摂った水分は2.5リットル。

お昼は近所のスーパーで生姜焼き弁当+とろろそばを。かなりガッツリですね。

造園のバイトをする目的

造園のバイトをする目的は、僕的には3つあります。

  1. ダイエット
  2. お金を稼ぐ
  3. サトシの役に立つ

お金を稼ぎながらダイエットができて、そして僕の恩人サトシにちょっとだけでも恩を返す。これらの目的を果たすためのバイトなのですが、それ以上のいくつかの発見がありました。

造園という仕事はフットサル選手に最適であること

昨日は比較的日差しが優しかったのですが、屋外での歩き続けながらの作業には、めちゃめちゃ体力を奪われました。
バテると記憶力、判断力、考える力が弱くなります。要するに、脳が普段よりも働かなくなるということです。これは、フットサルの試合の後半の状況とよく似ています。

お金を稼ぎながらスタミナをつけられる。

スタミナとは、単純に体力や持久力だけではなく、しんどい時にいかにスピーディに正しい判断を下し続けることが出来るか、そして正確な動作を行い続けることができるかという要素も含まれていると思います。

試合の最後まで落ちないスタミナ。それを毎日仕事中に鍛えることができる。フットサル選手にとって、これほど効率の良いトレーニングはありませんよね。

北村暁史のスタミナの源泉はここにあるのです。

造園もフットサルも、大事なのはチームであること。

造園の仕事は、一人ではできない仕事、数人のチームでやったほうが上手くいく仕事が沢山あります。
そのチームの中で自分が今この瞬間に何をすれば最も仕事がスムーズにはかどるかを、常に考え続ける必要があります。先を読んで行動することが、常に求められます。まさにフットサルのようです。

先輩に聞いたほうが良い。

判断に迷ったときは、先輩に聞いたほうが良いという場面にしょっちゅう出くわします。
1から10まで全部聞くのではなくて、3ぐらい聞いてからあとは自分で考えるのが良いでしょう。

人によっては何一つ教えてくれない先輩もいる。

元々は庭師、植木屋という職人が、仕事の範囲を広げていったのが造園業です。技術や判断力は「目で見て盗め」という職人気質の方も多いです。コミュニケーションを取りにくい先輩に対しては、シカトされてもめげずに教えを請うことが大事です。「教えてください」と言い、ちょっとでも教えてもらったことに対して、「なるほど!」「すごいですね!」と反応すること。すると不思議なことに、寡黙でつっけんどんな態度しかとらなかった先輩が、いつしか何でも教えてくれるようになります。

多くの人が、はじめにシカトされたことで、その先輩とのコミュニケーションを取ること自体を諦めてしまいます。しかしそのつっけんどんな態度を取られることを、「自分を試されている」と捉えて、あえて何度でもトライすることで、自然と自分のメンタルも鍛えられます。もちろん腹の立つこともしょっちゅうですけどね。

理不尽なことを言われることもある。

ある先輩に言われた通りに作業をしていると、別の先輩から「何してんねん、こうやれや。」と、別のやり方を強制されることがあります。(あの人が言うとおりにやっているだけですけど!)と思ったとしても、そこはグッとこらえてその別の先輩に従いましょう。ここで得られる教訓は、「答えは一つではない」ということです。人の数だけやり方はあって、そのどれもが正解なのかもしれません。いろんな人のやり方を学んで自分のモノにすることが成長への近道です。

処世術とはちょっと違う、真のコミュニケーション能力を鍛えることは、フットサルでも大切です。造園業なら、仕事をしながらそういった能力を自然と身に着けることができるのです。

俯瞰(ふかん)する能力が身につく。

造園業では、全体を俯瞰的(高いところから見下ろすように見ること)に捉える能力が求められます。
たとえペーペーの掃除夫であってもです。

その日1日で達成する目標(仕事の進捗度合)をあらかじめ理解したうえで、自分がどの程度のスピードで作業をこなす必要があるか、現時点で誰がどこでどんな作業をしているのか、次の展開を予想してどのルートから仕事を進めるのが効率が良いかを、常に考える必要があります。現場を俯瞰して捉えなければ、良い仕事はできません。

フットサルも同じです。
シーズン全体を通して捉えて1試合を見ること、試合全体を捉えて局面を見ること、ピッチ全体を捉えてワンプレーを選択、判断することは、監督だけでなく選手ひとりひとりに求められる能力、すなわち俯瞰力になります。

練習にも試合にも行ける、フットサル選手に適した職業。

平日は朝から17~18時頃まで仕事をして、土日に仕事を休めて、それなりに稼げる仕事。それでいて、色々な仕事自体がトレーニングになる。そんな仕事はなかなかありませんよね。

ちなみにサトシは僕が知るこの15年間、フットサルのために仕事を休むことはあっても、仕事のためにフットサルを休むことはほとんどありませんでした。

他にも魅力がいっぱいの造園業

造園業には、他にも多くの魅力があります。(なんだか文章構成がステマみたいになってきましたがwww)

造園業はこれからの業種。

地球温暖化を防ぐため、都市部の緑地はこれからも増え続けるでしょう。すると造園業の仕事は増えていく一方です。やってみればわかりますが、たとえ多くの職業がAI(人工知能)にとって代わられるようになったとしても、造園の仕事は絶対に人の手を使わなければできません。

高齢化が進むと、お年寄りは植物の栽培を趣味とする方が増えます。自分がお年寄りになったとき、造園業をしていたおかげで植物の知識が豊富なあなたは、いわば町のスターにもなれるのです。

自分の好きなことが出来ない仕事は、本当に楽しいのか?

自分の好きなことを仕事にすることは難しいですが、自分の好きなことが出来る仕事を選ぶということは比較的簡単にできることなのかもしれません。

フットサルを本気でやりたいのであれば造園の仕事を選ぶと良いと、わりとマジで思います。
他にも適した職業があるでしょうが、他を知らない僕は、造園を強くお勧めします。

枚方近辺の人であれば、ぜひサトシのところで。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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