チームを率いる若者からの相談と、年寄りの元監督からのアドバイス。

チームを率いる若いリーダーから、相談を受けました。

彼は僕の知人です。僕のブログを読んで共感はするけれども、自分のチームにどうやって活かしていけば良いのか悩んでいるということでした。
同じように悩んでいる人もいるかもしれないので、返事をブログでさせてほしいと言ったら、「いいですよ!お願いします!」と快諾してくれたので、ここで返事をさせていただきます。

彼が読んでくれた記事は、「練習でいつもいつも怒鳴られてばかりのあなたへ。」という記事の他、チームに関するいろいろな記事のようです。

チームを率いる若者からの相談

まずは彼からのLINEをご紹介します。プライバシー保護のため、一部塗りつぶしています。

彼がチームに求めているもの

彼がチームに求めているものが、主に次の3つであるとして、それぞれ考えていきましょう。

  1. 良い意味でのチーム内競争があること
  2. 汚い言葉が飛び交わないこと
  3. 試合に勝つこと(たぶん)

年寄りの元監督からのアドバイス

僕の経験から言える、アドバイスをさせていただきます。
僕も現役監督の頃に同じように悩んでいて、結局うまくできずに反省したり後悔したり、苦しい時間を過ごしたりしていました。アドバイスするのは、フットサルを辞めてからわかったことがほとんどです。

1.チーム内の選手は、全員が対等であることを明確にするべき。

先輩後輩であるとか、年齢が上であるとか下であるとか、フットサルの実力の優劣は、確かに事実としてあります。
それに伴って、各自に求められる役割も、キャプテンなど役職がはっきりしているもの、はっきりしていないものも含めて、それぞれ異なります。それはしっかりと認めましょう。

しかし、

選手であろうと、
監督であろうと、
マネージャーであろうと、
ゴレイロであろうと、
最年長であろうと、
最年少であろうと、
エースであろうと、
万年補欠であろうと、

全員がチームを構成する1人として、人として対等であるということは、全員の前ではっきりさせておくべきです。
そのうえで、試合に勝ってみんなで喜びを分かち合うために、チーム内でまずは競い合おうよと。

「いいや、あいつと俺が対等なんて絶対認められへん。」と、心の中では思っている選手もいるかもしれません。たとえそういう選手がいたとしても、その選手の考え方を否定する必要はありません。なぜなら、いろんな考え方があって当たり前だからです。ちなみに、僕の考え方を正しいと感じるか、間違っていると感じるかは、これも読んでいるあなたの自由です。

2.汚い言葉や厳しすぎる言葉が飛び交うなら、それが本当に必要かどうかを問えばいい。

僕は監督時代、練習で厳しすぎる言葉を浴びせられた選手がいた場合に、練習後に言った選手に「あの言い方はきつすぎるぞ」と、注意していました。そのあと、僕と言った選手が口論になることも、よくありました。口論は大抵、両者とも納得のいかないまま、平行線で終わりました。

言った選手は、言われるようなことばかりする選手に対して、もっと頑張って欲しい、今のままでは不満だ、誰かが言わなきゃ直らないという理論から、感情をぶつけたのです。

そして監督だった僕は、言った選手に対して、そんな言い方をすると言われたほうは委縮してしまう、その言い方では若い選手が伸び伸びできない、思うように育たないと、その言った選手に不満をぶつけていました。

今思えば、僕のやり方も間違いだった。

僕はその頃、きつい言葉を使う選手に、優しさをもって伝えられるように変わってほしいと思っていました。若い選手が伸びて来ないのは彼のきつい言葉のせいだとも思っていました。しかし今思えば、それは間違いです。

僕の間違いは、自分の意見を彼に強要して、彼のマインドを変えようとしたことです。
意見を伝えるところまでは正しいけれど、強要するのは間違いです。

まず、きつすぎる言葉の必要性を問えばいい。

練習中に怒りのこもったきつすぎる言葉を使うときと使わないときで、どちらが良い結果になるか試してみようと、彼に提案するのです。もしもきつい言葉があるほうが良い結果をもたらすという結論に達したなら、そのまま使えば良いのです。

他人は思い通りにならないものと思え。

自分以外は、思い通りにならないと思うべきです。なぜなら、本当に決して思い通りにはならないからです。無理やりにでも思い通りにしたいんだと常々思っている人は、思い通りにならないという現実から逃れられず、常に不満を抱えていかなければなりません。

3.勝てるチームは、どんな時も良い雰囲気を保っている。

仮に試合に負けていても、ベンチやピッチ内が良い雰囲気だと、焦ることが少ないので、良い方向に向くことが多いです。
「逆境を楽しみたい」と良く言いますが、まさにそれが大切だと僕は思います。逆に、勝っているときの方が厳しくするべきです。

したがって、良い雰囲気を保った方が良い結果を出しやすいと考えれば、練習中にどんな雰囲気でやるほうが良いのか、おのずと分かるでしょう。

まとめ

全てのメンバーは対等で、他人と過去は変えられないこと、そして、試合で勝ちたいなら練習からどういう雰囲気で行うべきなのか。これらのことを、僕からのアドバイスとして伝えたいと思います。

どう活かすかは、あなた次第です。

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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