ギャングと丸岡と内田淳二と。(後編)

(これが噂の丸岡か・・・。)

初めて福井丸岡ラックの試合を見たのは、2016年2月の女子地域チャンピオンズリーグの準決勝でした。

ギャングが準決勝進出。対戦相手は福井丸岡RUCK。

2015シーズン当時、福井丸岡RUCKは東海女子リーグに所属していました。
レギュラーシーズンの東海リーグでは丸岡が優勝、メンバー・オブ・ザ・ギャングが準優勝で、両チームは全国大会(地域チャンピオンズリーグ)に出場し、共に予選リーグを勝ち上がり、奇しくも準決勝で対戦することになったのです。

そのころ僕は加圧トレーニングのインストラクターをしていて、そこに週イチで通ってくれていた田中咲江選手(ギャング6番)のパフォーマンスの確認と応援のために、名古屋のオーシャンアリーナへ家族で向かいました。

木村家が応援に来たから!?

子ども達を連れての移動は、なかなかスムーズにはいきません。この日も遅刻してしまいました。
試合開始から10分ほど遅れて会場に入ると、【丸岡 1-0 ギャング】という状況。

(あーあ、負けてる・・・。)

と思ったのもつかの間、俺たちの咲江が、すごい勢いでゴール前に飛び込んできて、見事に同点ゴールを決めたのです。飛び上がって喜ぶ僕と妻。当時1歳になったばかりの息子を抱え上げてジャンプするほど歓喜して、妻に危ないと叱られました。

丸岡の選手は速くて上手くて、でもまだ幼くて、身体もそんなに強くなくて、ギャングにも十分勝機はあるように思えました。中には親子ほどの年齢差がある選手もいるというチーム同士の対戦は、結果的には4-2で丸岡が勝利。

ギャングは残念ながらこの試合に敗れて3位、福井丸岡RUCKは決勝でSWHを2-1でくだして優勝、日本一に輝きました。将来の日本を支えるのはこの子達に違いないとその時確信したことを、今も覚えています。

2年後、見事に成長した福井丸岡RUCK。

2年後、たまたまSNSで流れてきた丸岡の試合動画を見て、僕は驚きました。2年前よりもはるかにバランスの良い、規律あるディフェンスを見せていたのです。

僕はこれまで、ここまで守備力が劇的に向上するチームを、見たことがありませんでした。攻撃力が飛びぬけたチームは一般的に守備がそれほど得意ではなく、そこを埋めるのは良いゴレイロであったり、強いフィクソであったりというのが僕の中での定説でした。チーム単位で守備力が劇的に向上するなんてことは、まずないと決めつけていました。丸岡の劇的な変化を見るまでは。

丸岡のディフェンスが向上したのは、枝Dの影響もある。

丸岡にはこれまで多くの指導者がコーチとして指導してきたので、その指導者の方々の影響で急激な成長を遂げているのでしょう。内田淳二氏が丸岡RUCKに枝Dクリニックを行っているとSNSで見たとき、なるほど枝Dの影響もあるかもなと、僕のアンテナにひっかかりました。そして、枝D理論なるものに、ふつふつと興味が沸いてきたのです。

このツイートが、僕の枝Dとの関わりの始まりでした。

聞けば、2017年に3回ほど、福井丸岡RUCKの選手は枝D合宿を行ったんだそうです。

どんなことをしているのか、ますます気になるようになりました。すごいものなら世に広めたい。多くのチームの守備の強度が上がれば、フットサル観戦がもっと楽しくなるはず。

はじめは、(関西でやるのなら見学したいな)ぐらいのノリでした。でも、そんなノリでは何も変わらない。

そこで、5月に枝Dクリニック関西ツアーを企画したのです。

偶然が生んだつながり。

たまたま咲江(ギャング)の試合を応援に行った相手が、福井丸岡RUCKだったこと。その時の丸岡と、2年後の丸岡を見たときの変化に感嘆したことが、内田さんと知り合うきっかけとなりました。今はじゅんじ-キムさんの仲。偶然が生んだつながり。これだから人生は面白いですね。

実際にこの目で見た枝Dと内田淳二は、僕の想像のはるか上をいっていました。
皆さんにもぜひ、この体験をさせてあげたいと思います。

枝D

 

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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