いまさら聞けない、フットサルコートの設営のやり方。

2017/05/21

設営担当の朝は早い。

遅刻したら皆から何を言われるかわからない。
集合時間に遅れたら罰金を払わされるチームもあるようだ。

設営は基本的にボランティアで、みんな一様にモチベーションが低い。逆に「張り切って設営してはいけない」という不文律があるかのようだ。

コート設営の詳しいやり方がわからずオロオロしていると、何をすれば良いか分からないだけなのに、(あいつは全然仕事をしていない)と思われてしまう。頑張っても一銭にもならないのに、朝早くから行って、居心地の悪い時間を過ごさなければならない。

そんなあなたに捧げます。
今シーズンからは、設営で最も脚光を浴びる選手になりましょう。

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フットサルコート設営で、覚えておきたい数字

まずはこの数字を、ザックリ覚えよう。

長さ(m) 何の数字?
40m タッチライン(縦のライン)の基本の長さ。(体育館の大きさによって変わる場合もある)
20m ・ゴールラインの基本の長さ。(体育館の大きさによって変わる場合もある)
・ハーフウェイラインの基本の長さ。(ゴールラインと同じ長さになる)
10m ゴールラインの外側の端から第2PKマークの中心までの距離
6m ・ペナルティエリアまでの距離。ペナルティエリアはゴールポストの外端から半径6mの1/4円と、ゴールラインと平行な3.16mの直線からなる。
・ゴールラインの中点の外側からPKマークの中心までの距離。
5m ・コーナーアーク(半径25cmの1/4円)からの5mのマークまでの距離。
・第2PKマークからの5mの追加マークまでの距離。
・ハーフウェイラインから交代ゾーンまでの距離。
・交代ゾーンの幅。
3m ・センターサークルの半径。
・ゴールの幅(ポスト間の内側)
3.16m ・ゴールの幅(ポスト8cm×2を含む)。
・ペナルティエリアの直線部分の長さ。
2m ゴールの高さ(地面からクロスバーの下端までの内側)
2.08m ゴールの高さ(クロスバー8cmを含む)
長さ(cm) 何の数字?
80cm 交代ゾーンを仕切るラインの長さ。
30cm コーナーアーク(半径25cmの1/4円)からの5mのマークの、マーク自体の長さ。※幅は8cm
25cm コーナーアーク(1/4円)の半径
20cm ・センターマークの直径
・ペナルティマーク(PKマーク)の直径
・第2ペナルティマーク(第2PKマーク)の直径
8cm ・全てのライン(直線および曲線)の幅
・ゴールポストおよびクロスバーの幅
・コーナーアーク(半径25cmの1/4円)からの5mのマークのマーク自体の幅
・第2PKマークからの5mの追加マークの、一片の長さ(8cm×8cm)
5cm コーナーアーク(半径25cmの1/4円)からの5mのマークを貼るときに、ゴールラインから離す距離。

 

知っておきたい、ラインテープの種類

市販のラインテープは5cm幅のものが多いが、これはフットサルの公式戦には使えない。フットサルコートのライン幅は、全て8cmだ。

知っておきたいラインテープの種類は、次の3種類だ。

  1. 直線用(伸びないポリラインテープ)
  2. カーブ用(伸びるビニールテープ)
  3. 細かいマーク用シール

伸びないテープは直線用

8cm×50mのポリラインテープが直線用だ。

ピッチの直線部分はタッチライン・ゴールライン・ハーフウェイライン合わせて140mなので、50m巻が3本あれば足りるが、テクニカルエリアやアップゾーンを描くなら、全部で4本は必要である。

フットサル用のラインテープはモルテン製とミカサ製が市販されているが、伸びないテープはモルテン製の方が少し安い。
使い勝手はどちらもほぼ同じだ。

molten(モルテン) フットサル用ポリラインテープ 80mm×50m PT801W

molten(モルテン) フットサル用ポリラインテープ 80mm×50m PT801W

ミカサ ラインテープ 80mm 伸びないタイプ 1巻 フットサル用 プリプロピレン FS8 LT50

ミカサ ラインテープ 80mm 伸びないタイプ 1巻 フットサル用 プリプロピレン FS8 LT50

伸びるテープは曲線用

モルテン製の伸びるテープは25mと長いので、1本でペナルティエリアがひとつ、十分に描ける。

molten(モルテン) フットサル用ビニールテープ 80mm×25m TV0018-W

molten(モルテン) フットサル用ビニールテープ 80mm×25m TV0018-W

 

ミカサ製の伸びるテープは20mなので、センターサークル(約18.84m)ならば余るが、ペナルティエリア(22m)は少しだけ足らなくなる。ちなみに夏場は想像以上に伸びるので3本あれば足りるが、冬場は3本で足らなくなることもある。

ミカサ ラインテープ 80mm 伸びるタイプ 1巻 フットサル用 FS8 LT20

ミカサ ラインテープ 80mm 伸びるタイプ 1巻 フットサル用 FS8 LT20

 

伸びるタイプのラインテープをきれいに引くには、ちょっと値段は張るが、コンパスがあると便利だ。というより、これが無いとかなり厳しい。

molten(モルテン) フロア用コンパス ラインテープ引き CTL

molten(モルテン) フロア用コンパス ラインテープ引き CTL

細かいマークセットシールも売っている

モルテン製のマークセットは、第2PKの5mマークの大きさが現行の大きさ(8cm×8cm)である。

molten(モルテン) フットサル マークセット FSMS

molten(モルテン) フットサル マークセット FSMS

 

それに対してミカサ製のマークセットは、第2PKの5mマークの大きさが昔のサイズ(6cm×6cm)である。

ミカサ フットサル用マークセット 交代ゾーンマーク/4枚 ゴールラインマーク/4枚 ペナルティマーク/5枚 コーナーマーク/4枚 5mマーク/4枚 Q7GMSG1

ミカサ フットサル用マークセット 交代ゾーンマーク/4枚 ゴールラインマーク/4枚 ペナルティマーク/5枚 コーナーマーク/4枚 5mマーク/4枚 Q7GMSG1

 

ピッチエリアを描こう

まずはピッチエリアのラインを描こう。
ここでは正規のサイズ(20m×40mのコートサイズ)と仮定して説明する。
ラインの目印のある体育館ならラッキー。無ければ、メジャーで測りながらチョークやホワイトボードマーカーなどでポイントをマークしなければならない。

タッチライン・ゴールライン・ハーフウェイライン

設営ではこの役が最も人気だ。

ラインテープをしっかり貼るためのモップ係は特に、競争率が高い。
まずは3人1組になって、長いタッチラインを担当しよう。一番仕事している雰囲気を醸し出せるはずだ。

 

ラインは内側?外側?

タッチラインとゴールラインは、ピッチエリアの一部である。
したがって、ラインは40m×20mの内側にピッタリ収まるように引く。

センターサークル

ハーフウェイラインの中点から、半径3mの円を引く。
曲線用テープ(幅8cm)で、ラインの外側までが3mになるようにする。
中点には直径20cmの円形のセンターマークを貼る。

ペナルティエリア、PKマーク

ゴールポストの奥の外側から、半径6mの1/4円を描く。もちろん左右両側だ。

1/4円の端から、3.16m(ゴールポスト8cm×2を含んだゴール幅)の直線を描く。
この直線の中点に、直径20cmの円形のペナルティマーク(PKマーク)を貼る。マークの中心がペナルティエリアラインの外側になるようにする。

ゴールの位置にも目印をつけよう。

プレー中にゴールの位置がずれた時に必要なのが、ゴールポストの目印だ。
この目印はポストで隠れるのでサイズや貼り方に決まりはないが、ピッチ内に入らないように、ピッチ外に少し出して貼ろう。

コーナーアークと、5mのマーク

コーナーアークは半径25cmの1/4円だ。
ライン幅は8cmなので、内側の半径は17cmになる。

5mのマーク、正式名称は「コーナーアークから 5m のゴールラインと直角なマーク」だ。
誰か名前を付けてやってほしい。

マークの大きさは、長さ30cm×幅8cmだ。
位置はコーナーアークの外端から5m。このマークを含んで5mだ。(要するに、コーナーキックの時、守備の選手はこのマークの延長線を踏んではいけないということ。)
ゴールラインの外端から5cm離して、ゴールラインに対して直角に貼る。

第2PKマークと、5mのマーク

第2ペナルティマーク(第2PKマーク)は、ゴールラインの中点の外端から10mのポイントを中心にした、直径20cmの円形のマークだ。

この第2PKの中心からゴールラインと平行に、左右それぞれ5mのポイントを付ける。
第2PKを蹴るときに最低限離れるための目印のマークだ。第2PKのとき、守備者も攻撃者もこのマークを踏んではいけない。
「第2ペナルティマークからの5mの追加マーク」というらしい。誰かコンパクトでかっこいい名前を・・・。

この追加マークは、第2PKマークの中心よりもゴール寄りに、そして5mの内側に収まるように貼る。

交代ゾーン

交代ゾーンは、ハーフウェイラインの自陣側の端からコーナー方向に測って5mのポイントから、次の5mのポイントまでである。
(なぜか、タッチラインの中点からではない。)交代ゾーン自体の幅は、区切るラインを含んで5mである。

交代ゾーンを区切るラインの長さは80cmである。
半分に折って40cmの目印を作り、その目印をタッチラインの外側に合わせればよい。

 

ベンチサイド

ピッチエリアが終わりに近づくと、自分達の役目はもう終わったものだと勘違いする人が現れる。しかし、じつは意外に時間がかかるのがベンチサイドのテクニカルエリアとアップゾーンなのだ。ちゃんと最後までしっかり設営しよう。

ベンチの数

ベンチの数は、交代要員(7~9名)+役員(4名)の場合が多いようだ。
1個単位の椅子を用意する場合は、だいたい11個~13個になるだろう。

テクニカルエリア

テクニカルエリアは、監督などスタッフ1人だけが指示を出すためのエリアだ。
タッチラインと間違えないように、破線で描くことが多い。
ハーフウェイライン側の交代ゾーンのマークに端を合わせ、1m離してベンチを並べよう。タッチラインとの距離は1m~1.5mぐらい、ベンチからも1m~1.5mぐらいの余裕を取りたい。コーナー側は、ベンチの端から1m離す。

アップゾーン

アップゾーンに大きさの決まりはない。
体育館のサイズによって、小さくすることもOKだ。
できれば3m×8mぐらいが良いようだ。

その他

ライン関係はだいたい以上だが、他にも設営で大事な仕事はある。

  • 電光掲示板(デジタルタイマー)の設置とケーブル敷設
  • ファウルカウンターの設置
  • 広告看板の設置
  • 連盟旗やフェアプレーフラッグなどの旗関係の設置
  • 破損防止用の養生 など。

まとめ

運営者の指示に従ってキビキビと設営すると、意外と早く終わる。

面倒な設営はさっさと終わらせて、試合までの時間を気分よく過ごそう。



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