選手権の季節にはいろいろと思うところがあるので、それを書いてみる。

選手権の季節にはいろいろと思うところがあるので、それを書いてみる。

全国各地で、全日本フットサル選手権の都道府県大会や地域大会が行われている。

地域や都道府県によって、大会のレギュレーションは大きく異なる。
予選リーグをするところもあれば、始めから終わりまでトーナメントで行うところもある。優勝、準優勝、3位まで決めるところや、代表チームが決まれば順位決定をしないところ、シードの扱い方にも違いがある。それぞれ地域や都道府県によって、代表チームの決定方法はさまざまだ。

大会のあり方は、 いったいどれが正解なのか。

かつてフットサルの日本一と言えば、この全日本フットサル選手権の優勝チームのことを指していた。
選手権は、リーグの所属カテゴリがどんなに下のチームであっても、あるいは寄せ集めの即席チームであっても、勝ち上がりさえすれば日本一を目指せる大会で、Fリーグが定着するまでは、競技チームにとってこの大会が最大の目標と言っても過言ではなかった。少なくとも僕の捉え方はそうだった。

前述のように、都道府県や地域大会(ここでは予選と呼ぶことにする)は、それぞれの都道府県協会あるいは地域協会のフットサル委員会が、独自の方法で予選を行っている。各地域の代表チームが出そろって本大会(毎年だいたい3月初旬に行われる全国大会)の時期になると、代表チームが予選をどんなふうに勝ち上がってきたかはあまり話題にならない。僕は、これがいけないと思っている。

フットサルが観るスポーツとしてメジャーになりきれない理由のひとつ。「ヒストリーが複雑すぎる」

僕がフットサルを始めた15年ほど前と比べて、「フットサルというスポーツを、全く知らないし聞いたこともない」という人はずいぶん減ったように感じる。僕の周りには、フットサルがどんなスポーツか、詳しくは知らなくてもイメージできない人はほぼいない。競技人口も他のマイナースポーツに比べ、相当多いはずだ。なのにフットサルは観るスポーツとして、いつまでたってもマイナースポーツのままだ。

フットサルがメジャースポーツの仲間入りをするには、チームや選手のこれまで歩んできた道のり、いわゆる「いままでのあらすじ」ともいえるストーリーを、比較的ライトなファン層や、これからファンになるかもしれないファン予備軍にどんどん見せていく必要がある。観客はいままでのあらすじを知ることで、試合観戦にひと味もふた味も加えられ、入り込みやすい。

そういったストーリー作りに必要な要素のひとつに、「シンプルさ」がある。簡潔に、明瞭に説明できること。
ところが、全日本フットサル選手権の概要を説明することは、簡単じゃない。各地域や都道府県で、予選のやり方が違うからだ。選手権の代表チームのストーリーを全国規模で語るには、レギュレーションがあまりにも複雑すぎる。

例えば、年明けの1月14日~15日に行われる関東予選は、試合時間がプレイングタイム36分で行われると発表された。前半18分、後半18分、ハーフタイムは5分だそうだ。通常の試合時間はプレイングタイム40分(前半20分、後半20分)だ。
関東予選にフットサル初観戦に来た人は、フットサルは18分ハーフなのだと思い込んでしまうかもしれない。
また、もしもジャイアントキリング(下剋上の結果)が起こった場合、「あと4分あれば、勝てていた。」という負け惜しみの感情が生まれてしまう可能性もある。

なぜ選手権予選のレギュレーションが複雑になるのか。

その理由は、大会自体がトップダウンで行われていないことに尽きる。
そもそも、選手権と名のつく大会だけがJFA(日本サッカー協会)の主催というのがいけない。おっと、細かいことを書くとまた叱られるのでやめておこう。要するに、主催するJFAが地方に任せすぎていて、全国で方針と手段が統一されていないからである。

 

僕が考える、理想の選手権レギュレーションの条件

僕の考えでは、選手権の大会は以下の条件を満たすレギュレーションで行うべきだと思う。

  1. 無気力試合(八百長)が起こらないこと。
  2. くじ運以外の不公平感が生まれないこと。
  3. できれば、優勝チーム以外は1度負けたら敗退(大会終了)すること。

1.無気力試合(八百長)が起こらないこと。

無気力試合は、リーグ戦を用いた時、特に2位まで勝ち上がれるとかワイルドカードがある時に起こる場合がある。
また、予選順位によって対戦相手が変わる場合で、すでに対戦相手が分かっている場合に起こる可能性がある。

2.くじ運以外の不公平感が生まれないこと。

試合時間や使用するボール、コートの広さ、一日に行う試合数など、考えられる限りの不公平性を排除するべきである。

3.できれば、優勝チーム以外は1度負けたら終了であること。

例えば、全国優勝したチームが予選リーグで一度負けたとする。予選では優勝チームに勝ったが、結局勝ち上がれなかったチームは、「本当は俺たちの方が強かった」と、言うかもしれない。それでは優勝の価値に疑問符が付いてしまう。
今年のJリーグチャンピオンの鹿島アントラーズも、リーグ年間順位では1位の浦和レッズに圧倒された3位だったが、チャンピオンになってしまったため、そのレギュレーションに不満が殺到した。

では、どうすればよいか。

  • 地域大会をやめてしまう。地域大会の存在意義は、開催地までの移動距離と費用だけである。
  • 都道府県大会も全国大会も、すべてトーナメントにする。
  • 各都道府県に、代表チームは基本的に各1とする。
  • 都道府県は47で半端なので、(前年度登録チーム数などを基準とした)ドント方式などを使って64チームになるように調整する。
  • 64チームで本大会(全国大会)をする。
  • 1回戦と2回戦は、同じ都道府県か、近隣の都道府県との試合とする(移動費や宿泊費を節約するため)。これが実質的には地域大会のようなもの。
  • ベスト16は、東西2か所の会場で同日開催する。
  • ベスト8(準々決勝)からは1か所で開催する。

あくまで僕個人の考えだ。恐らくこうはならない。が、言うのはタダだ。
とにかく、毎年ころころレギュレーションが変わったり、地域によってやり方が違ったり、全国の予選状況が一瞬でわかる情報が公式サイトに無かったり、ギリギリまで組み合わせすらわからないというのは、フットサルの発展にとってマイナスでしかない。

トップダウンで全国が統一されるようになることを、切に願う。

 

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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