最も集客できたアリーナは？2017-2018シーズンFリーグホームゲーム

2017-2018シーズンのFリーグレギュラーシーズン全198試合について、入場者数を調べてみました。

その中でも12クラブのホームゲームに焦点を当てて、どのクラブが、どのアリーナが最も集客できたのか、結果と考察をまとめてみたいと思います。

クラブ別ホームゲーム入場者数ランキング（1試合平均）

まずはホームゲーム1試合平均入場者数のクラブ別ランキングを以下の表にまとめました。
なお、クラブ名の右（　）内の順位は、レギュラーシーズンの成績です。

クラブ別ホームゲーム入場者数ランキング（1試合平均）

順位	クラブ	入場者数(人)	試合数	1試合平均(人)
1位	北海道(10位)	15,888	9	1,765.3
2位	湘南(3位)	12,099	9	1,344.3
3位	町田(2位)	11,508	9	1,278.7
4位	名古屋(1位)	10,752	9	1,194.7
5位	すみだ(4位)	10,106	9	1,122.9
6位	浦安(7位)	9,473	9	1,052.6
7位	浜松(8位)	9,362	9	1,040.2
8位	府中(6位)	7,974	9	886.0
9位	大阪(5位)	7,814	9	868.2
10位	大分(12位)	6,477	9	719.7
11位	仙台(9位)	6,399	9	711.0
12位	神戸(11位)	4,480	9	497.8
ホームゲーム合計		112,332	108	1040.1

【考察】クラブ別入場者数ランキング

やはりダントツの人気を誇るのは北海道。道産子スポーツファンの愛情は全国屈指ですね。

2位は湘南の1試合平均1,344人。湘南の成績面での躍進は、サポーターの力によるところも大きいと言えそうです。

以下3位から7位までの町田、名古屋、すみだ、浦安、浜松に共通している点を見つけました。この5クラブはいずれも12クラブの平均1,040.1人を上回っています。

それは、いずれのクラブも8試合もしくは9試合を固定のホームアリーナで行っているということです。

しかも、ペスカドーラ町田の相模原、フウガドールすみだの小田原での入場者を見るとわかりますが、ホームアリーナ以外のアリーナでのホームゲームは、（当り前ですが）集客が伸びないのです。

では、全ホームゲームのアリーナ別入場者数を見てみましょう。

 

アリーナ別ホームゲーム入場者数ランキング（1試合平均）

アリーナ別で1試合平均何人の集客ができたのか、全108試合分をグラフにまとめてみました。（　）内はクラブ名の略称です。

【考察】アリーナ別入場者数ランキング

北海道は札幌のきたえーるが3試合だけで合計7,700人。平均2,566.7人とダントツでした。札幌から300km以上離れた釧路での開催でも平均を上回る1,211人を動員するエスポラーダ北海道の集客力は、やはり凄いの一言です。

特筆すべきは、集客上位7クラブ（北海道・湘南・町田・名古屋・すみだ・浦安・浜松）のホームゲームのアリーナが上からずらりと並ぶ中で、府中アスレティックのホーム府中市立総合体育館が2試合で2,533人を動員、全40アリーナ中 8位にランクインしていることです。

残念ながら府中市立総合体育館はコートの縦の長さが40mに満たないことから、Fリーグによって2017年9月より開催非承認となりました。（参考：府中アスレティック公式サイト）

皮肉にもその決定が、府中のホームゲーム入場者数の激減につながったようです。

個人的感想

今回の調査で分かったことの一つは、やはり北海道はすごいということ。そして、ホームアリーナはひとつに固定したほうが絶対に良いということ。

主に大阪のホームゲームを見に行って個人的に感じたことは、広すぎる会場では興奮度が落ちるということです。会場の一体感、ライブの興奮、思い出に残る特別な体験をしているという満足感は、広い大阪市中央体育館よりもこじんまりとした住吉スポーツセンターや岸和田総合体育館の方がより強く感じました。

顧客がどう感じているか、顧客目線で考えることが現状、Fリーグに最も欠けていることなのかなと強く感じます。

読者の皆さんはどんな風に考えていますか？

 

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。

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