大阪がFリーグ初優勝—フットサルは船旅のようなもの。

シュライカー大阪がFリーグで優勝した。

監督の木暮賢一郎氏は、「フットサルは人生と同じで、苦しんだ分だけ跳ね返ってくるものは大きい。」というようなことを言っていた。
じつは、僕もそう思う。

フットサルは人生と同じ。

フットサルは人生と同じで、良いときもあれば、悪いときもある。
勝ったり負けたり、時には負けたり負けたり、負け続けることもある。

ずっと勝ち続けることは不可能だ。

悪いときには、もうダメだ。最低だ。逃げてしまいたい。いなくなってしまいたいと思う。
時には、あいつのせいだ。あいつが悪い。あいつさえいなくなればいい。と思ってしまうこともある。

悪い時が永遠に続くわけでもなく、悪くても悪いなりに努力すれば、いつか報われる時が来る。

かといって、おしなべて全ての努力が必ず報われるというわけでもなく、たとえ最高のトレーニングをしたと思っていても、それが良い結果をもたらすとは限らない。

強い奴の条件とは

目的がぶれない奴は強い。
目的に到達するために、目標をたてられる奴は強い。
目標を達成するために、頭を使って努力できる奴は強い。

目標を達成する努力をするための、環境を整えている奴は強い。
目標を達成する努力をするための、ルーティンを持っている奴は強い。
目標を達成する努力をするための、仲間を持っている奴は強い。

シュライカー大阪は、そんな強い奴らの集団だった。
Fリーグにいるような奴らはみんなそういう強い奴らだが、シュライカー大阪は強い奴らの中でも、一番強い奴らの集まりだった。
全員が同じ目的を持ち、全員の目的がぶれていなかった。

つまりはそういうことだ。

人生は旅である

人生は、しばしば旅に例えられる。

ある目的地に着くと、今までに見たこともない景色を眺めることができる。

そして人はまた、新たな景色を見るために、次の目的地へ旅立つのだ。

フットサルのシーズンは船旅のようなもの。

チームは船のようなものだ。

監督は船長である。

選手やスタッフは乗組員だ。
乗組員はどの船に乗るか、選ぶことができる。

船長を誰にするか決めるのは、船であるチームだ。

船長はどの船に乗るかを決め、目的地を決める。そして、信頼できる乗組員を選ぶのだ。

乗組員は、信頼できる船長の下で仕事をする。

サポーターは、乗客として一つの船で旅をする。
観客は、時には違う船に乗り換えながら旅をする。

船長も乗組員も乗客も。
誰もが皆、見たことのない景色を見てみたいのだ。
だからみんな、旅をする。

船旅で最も大切な、4つのポイント

  • どの船に乗るか。
  • 誰の船に乗るか。
  • 誰と船に乗るか。
  • その船の舳先は、どこへ向かっているか。

この4つが、船旅に出る前に考えなければならない重要なポイントである。

船長がかつて行ったことのある場所へ

木暮賢一郎監督は、Fリーグ優勝という目的地に行った経験がある。
日本代表での数々の経験もさることながら、まだ日本人では数人しかいない、スペイン1部リーグでの経験は大きい。

その木暮監督を船長に据えたシュライカー大阪という船は、3年の航海を経て、ようやく目的地に到達した。

そして新たな景色を見るために、また旅立つのだ。
次の新たな目的地は、AFCフットサルクラブ選手権。アジアの頂点である。
その前に、一度行ったことのある場所、全日本フットサル選手権へ向かう。

 

シュライカー大阪の皆さん、Fリーグ初優勝おめでとうございます。

 

 

 

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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