先日、今僕が最も応援している選手の一人と話している最中に、こんな話題になりました。
「SE(システムエンジニア)の人って、めっちゃフットサル好きよな?」
あまりにも唐突で、あまりにも大雑把な仮説であり、しかも誰もそんなこと言ってないのですが、僕の肌感覚ではこれは定説になっています。
もう少し丁寧にかつ正確に表現すると、こうです。
知的で尊敬すべきコアなフットサルファンの方々の中には、職業がシステムエンジニアだという方が多い気がするけど、実際そう思わへん?
この仮説が正しいかどうかの検証は誰かに任せるとして、どうしてそうなのかを考えてみることにしました。
僕の持っているSEの方のイメージ。
- 賢そう・物知り
- 律儀で根気よくて几帳面
- 常に寝不足と戦っている
- 高収入で、いつも美味しいものを食べている
- スポーツが好きで、数字とかデータに強い
- 合理的で論理的
なんか、フットサルの監督に向いていそうな感じですね。
フットサルの競技特性が、SEのハートを掴むのではないか。
フットサルはシンプルで複雑なスポーツです。
勝敗は得点と失点の差で決まり、得点の要因も失点の原因も、切り分ければ明確にすることが出来ます。そういう意味では非常にシンプルです。しかし蓋を開けてみるとその中身は、戦術的な相性であったり対人のマッチングであったり、会場の雰囲気であったり個々の選手の精神状態であったり、疲労度であったりノリや勢いであったり、必ずしも定量的に測ることが出来ないいくつもの要素が複雑に絡み合った混沌の中に漬けられたモノを、「前プレがハマったよね」などのシンプルな一言で片づけることができるというだけの、本当は複雑すぎるぐらい複雑なスポーツなのです。
そんな複雑さが、SEのハートをグッと掴んで離さないのではないでしょうか。
全体を俯瞰的に見ながらも、ディテールを決して疎かにせずに根気よく局面もクローズアップしていく。そういう包括的かつ個別的な一見相反するパラドックス的な見方がフットサルには合っているのではないかと。SEの方々がフットサルを好む理由は、このあたりにあるような気がします。
フットサルはメジャースポーツを目指すべきか。
例えばマラソンは、知らない人が存在しないのではないかと言うほどのメジャースポーツですが、長い距離を速く走るという、ごくシンプルなスポーツです。
見るスポーツという意味でのメジャースポーツには、ある程度のシンプルさが必要なのではないかと僕は考えています。
日本でいうところのメジャースポーツの代表格である野球は、突き詰めれば(誤解を恐れずに極論してしまえば)投手対打者の1対1の勝負のスポーツです。そう考えれば、相撲や柔道、剣道やボクシングなどと同じように、非常にシンプルですね。
ところで陸上や水泳はまごう事なきメジャースポーツですが、世界陸上や世界水泳、それにオリンピック以外の競技会を、注目して観戦している観客はどれぐらいいるでしょうか。
興行的な要素を持つ格闘技や相撲などの例外もありますが、スポーツはシンプルであればあるほど、それなりに価値のある競技会以外は、それほど注目されていないように感じます。
見るスポーツとしてメジャーになるには、フットサルは複雑すぎるか。
万人受けするスポーツはシンプルであるというロジックが成り立つとすれば、フットサルは複雑すぎるのかなという感じがします。
そもそもフットサルが万人受けするタイプのスポーツではないのであれば、あえて背伸びしてメジャーになろうとしなくても良いのではないかとも感じます。
コアなフットサルファンにはSEの方が多いのではないかという仮説から、かなり飛躍してしまいました。
マニアックなマイナースポーツとして業界を成長させていこうという考え方も、あっても良いのかなと。
常識に拘らず、様々な視点から、柔軟な思考で捉えていきたいと思うわけです。
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。
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