少し前の記事:都道府県リーグにも観客が入る努力をしたほうがよい理由。が思いのほか反響が大きくて驚いております。
その反響の中で、協会に対する数々の不満をつづったダイレクトメッセージが届きました。
(メールをほとんど使わなくなって久しいのですが、最近はFacebookやTwitterのダイレクトメッセージをよくいただくようになりました。励みになるし、とても有難いです。)
そんな不満の一例をご紹介します。
ただ、僕のブログの目的は個別の不満を代弁することではないので、具体的な名前を挙げることは避けます。(協会ではなく連盟だろ!というツッコミが入りそうですが、めんどくさいのでここでは全部ひっくるめて協会と呼びます。)
自チームの関係者がゴミ箱にゴミを捨てたと濡れぎぬを着せられて昇格できなかった
簡単に言うと、そういうことがあったそうです。
は?なにそれ?
↑僕の反応です。
「ゴミはチームで持ち帰ること」が厳格なきまり。
会場の体育館に据え付けられているゴミ箱にゴミを捨ててはいけないという協会からの通達があって、それが守られていなかったということです。他のチームから協会宛てに、チームAの選手が帰りにゴミを捨てていたという報告があったというのです。
Aの代表者は、チームのメンバー全員に確認しました。「誰かゴミを捨てて帰ったか?」と。誰も捨てていないと言います。
チーム代表者は協会に「ゴミを捨てて帰ったのはうちの者ではない」という旨を報告しました。
協会は勝点をはく奪。
ところが、確かにそのチームの関係者のゴミだったとの複数の証言があったとのことで、罰則として勝点を減点されました。結果的にチームAはその減点が影響して、そのシーズンの上位リーグへの昇格の権利を失いました。
おかしな話があるものですね。
ゴミを捨てたのは観客かもしれないし、仮にそのチームの選手が捨てたとしても、「ゴミ箱にゴミを捨てる行為」がフットサルの成績に影響するということがおかしいです。そもそも、ゴミ箱は何の目的で置いてあるのか。
こういう罰則が横行すると、次に何をもたらすか、あなたは想像できますか?
協会が権威主義に走る先に見える末路。
そう。チクリ合戦です。
「あのチームが洗面所に氷を捨てて帰った」
「あのチームがユニフォームを着たままタバコを吸っていた」
「あのチームが靴の履き替えをきちんとしていなかった」
「あのチームのユニフォームの背番号のサイズが2cm小さい」
チクリはどんどんエスカレートして、あたかも戦時中の日本の密告社会のようになります。
どこも勝点が没収されていき、純粋なフットサルの実力よりも、マナーを守っている風に見せることに主眼が置かれます。
右も左も判らない若者だらけの新参チームは勝点を奪われて上に上がれず、官憲(協会)にうまく取り入ったチームが上位になる、ねじ曲がったリーグ戦になっていくのです。
そして協会は、さらに権力を強めます。
長いものには巻かれろという思考。
権力には敵わないと早めに悟った人は、良い子になっておくのが得策と考えるでしょう。
長いリーグ戦を無事に戦うには、いかに勝点を減点されないかが大事になっていきます。
そして、積極的に長いものに巻かれていこうとする人が現れます。
そういう人の目指す先は、自分が減点する側に立つということです。
そう。自分が協会側の人間になるのです。
協会と選手はウィンウィンの関係を築いていけるか
協会は選手が楽しく安全にプレーできるように、ルールを決めて滞りなく試合を開催するのが仕事です。
選手は協会に感謝しつつ、自分たちで参加費を払ったり、良いプレーをすることによって観客を増やし、それによってリーグ自体にスポンサーを獲得するなどして、協会の運営が円滑に回るよう努力するべきです。
協会とチーム(選手)とが上下関係で成り立っている競技は衰退の道をたどる
協会が権威主義をとる競技には、発展はありません。
なぜなら、協会の人間であることのメリットが、お金などではなくて権力すなわち「威張れること」になってしまうからです。いくら面白い競技であっても、協会が権威主義ではすそ野は絶対に広がりません。
権力に捉われない人も、確実にいる。
協会と選手が対等な立場で、競技の発展のために協力すれば、その競技は確実に発展すると、僕は思います。
僕の知る限り、権力に捉われない協会の方も沢山いるので、そういう皆さんに大きな期待を寄せています。
この記事も参考に:フットサルの決着はフットサルでつけるべき
今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。
FixStyleは今、何位??
にほんブログ村フットサルランキング
当ブログはリンクフリーです。
SNSでのシェア・拡散・引用は大歓迎いたします。
なお、フットサルリーグ戦や大会に関する当ブログの内容は、正確性を保証するものではありません。公式サイトをご覧いただくか、リーグ運営者にお問い合わせください。