京都のフットサル界で僕がやろうとしていたこと / 第1章 テトリスのようなフットサル。

テトリスみたいだな。

これは僕が4、5年前まで京都府リーグを見ていた頃に常々感じていた、率直な感想である。
どの試合もテトリスのようだった。

テトリスは、はじめのうちはブロックがとてもゆっくり落ちてくる。正直、かったるい感じがするぐらいゆっくり。何度か4段いっぺんに消したりして、ある程度レベルが上がってくると今度は猛烈なスピードでブロックが落ちてきて、こちらも対応に苦慮する。なんとかやりくりして危機を脱すれば、また途端にブロックはスローダウンする。

テトリスとフットサルはまったく似ても似つかないゲームだが、数年前の京都府リーグには、テトリスと共通点があった。少なくとも僕にはそう思えた。

特に前半、同点の間はスローな展開がほとんどで、得点が動いてどちらかがリードしたり終盤に差し迫ってきたりすると、急にプレースピードが上がったり、また同点になるとカウンターを恐れて慎重になるのか、途端にスローダウンしたりする。まるでテトリスのような展開だった。

2007年、Fリーグが誕生した。

Fリーグが始まって、フットサル観戦が有料となる時代になった。お金をとるということは、興行、すなわちエンターテインメントである。京都府フットサルリーグも数年後には、一般の方が観戦しても楽しめるぐらいのエンターテインメントにしていかなければならないという思いを、僕は抱いていた。京都のフットサル社会人1部リーグが、サッカーでいうところのJFLぐらいのレベルまで行けたらと。そのためには、各チームはパフォーマンスレベル、マネジメント、いろんな面で向上していかなければならない。
では、運営側は何ができるのか。連盟の中心にいた僕は、それを模索していた。京都からもっともっと強いチームを関西へ。京都から日本代表選手を輩出するには何が必要か。まずは、このもっさりとしたリーグを、国内でも屈指のスピード感あふれる試合がたくさん見られるようなリーグに成長させなければならない。日本代表を強くするために都道府県の連盟レベルでできることは、分母を増やすことと、分母の質を上げることぐらいしかない。

次回:【第2章 想像よりも若手が育たない。】につづく

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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