京都のフットサル界で僕がやろうとしていたこと / 第6章 常識は敵。

2017/03/26

競技フットサルの運営の中心にいる時期は、とても窮屈だった。

縦社会の典型ともいえる組織の端くれにいたので、発言や行動がから制限されることも多かった。僕はブログなどで比較的なんでも発信してしまう方だったので、よく注意もされた。出る杭は確実に打たれる。賢い方法は、何も言わず黙っていることだ。
発言や行動をセーブしているうちに、思考にまでブレーキがかかるようになった。

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だが、競技から離れてみると、もっとやれることをやってみるべきだったなと後悔の念を覚える。今、中にいる方で、当時の僕と同じように窮屈な思いを感じている方がいるなら、何でもいい、行動をおこすべきだと伝えたい。
大切なことは、今まで常識としてとらえていたことを疑ってみることではないかと、僕は思う。

そもそも今のやり方は最良なのか。

「フットサルは体育館で行うスポーツである」という常識。

公共の体育館を使うことによる弊害を感じたことは、ないだろうか。
フットサルの公式試合を公共の体育館で行うことで、なんとなく、「儲けてはいけない」「好きなことはできない」というイメージがつきまとう。営利目的での利用の場合、施設に高い利用料金を支払わなければならない場合もある。チームはグッズ販売なんかをできるものなら派手に宣伝してやりたいのに、(最近では行っているのかもしれないが、)公共の場所というだけでそれを提案することすら憚られる。ただでさえフットサルを禁止する施設もあるのだ。そうそう目立つようなことはできない。

連盟や協会からの日程などの公式発表が遅いのも、公共の体育館を使っていることが大きく影響している。都道府県は体育館の終日使用可能日を、年貢を納めるがごとくお上に差し出してから自分のところの行事に当てはめていくが、お上の日程が確定しなければ、都道府県も日程をリリースしにくい。チームは自分たちの試合を告知宣伝したくても、公式発表までは待たされる。フットサルを普及したくても、余裕を持った普及活動がしにくい。

体育館以外なら、どこでやればいいのか。

ほとんどの都道府県が、屋内外を問わず民間のフットサル場で公式戦を行った経験があるのではないかと思う。京都でも、大学選手権の府大会決勝や女子の選手権など結構やっていて、古くは社会人1部リーグですらも屋外人工芝で行っていたことがある。

フットサル場で公式戦をおこなうことは、運営側からすれば、とても楽だ。ラインテープを引く必要がない。朝に余裕がもてる。チームも、会場設営にたいそうな人数を派遣しなくて済む。

逆に公共の体育館での公式戦は、1試合目のキックオフまでが超ハードだ。
朝、車に乗り込んで出発すると、荷台に積んだ荷物に忘れ物が無いか、道中も気になって仕方がない。
会場設営は基本的に無料奉仕なので、設営参加者のモチベーションは下手をすると氷点下ではないかと思うぐらいに低い。必死にやれば30分もかからずに終わる作業が、(特に男子は)1時間かかる。その作業スピードは、足もとのスキルに反比例するように思う。足もとの上手い奴ほど設営の仕事をサボる傾向がある。

設営の経験がない新参チームが設営担当の時は最悪だ。そしてまたそんな日に限って、ラインの目印の付いていない体育館だったりする。メジャーとチョークの使い方とコートサイズを説明している間に、対戦相手がチャッチャと片づけてしまう。終わってから、あいつら全然設営してへんかったやん!と、難癖をつけるのだ。

一日が終われば、朝に苦労して貼り付けたテープを、無残に剥がして持ち帰って捨てる。
これを無駄と言わずして、何を無駄というのか。
僕は常々思っていた。これからずっと、こんな無駄なことを続けるのか、と。

将来は、フットサル専用の屋内スタジアムを、連盟が建てれば良い。

そんな考えが頭をよぎったのは、自分のフットサル場建設の話が持ち上がった頃だった。

前回:【第5章 人生最大の挫折。】へ

次回:【第7章 競技フットサルは最高のコンテンツ。】につづく

 

今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。



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