僕だけでしょうか。
ラグビーの選手って、なぜかみんな人格者に見えます。
あんなに激しくぶつかって、引き倒されて、もみくちゃにされても、誰も文句は言わず、すぐに立ち上がって勇敢に走りはじめる。
めちゃくちゃ痛そうなのに大げさに痛がらず、シミュレーションのような行為はほとんどなくて、めったなことではレフェリーに抗議しない。
倒されても倒されても諦めず立ち上がる。そんな姿が、選手たちを誇り高い戦士に見せるのでしょう。
僕もにわかファンとして今回のラグビーW杯に熱狂しているひとりなのですが、なぜこれほどまでに夢中になったのかを考えてみました。
いちばん大きな理由は、ラグビーは試合中ずっとフルスピード・フルパワーのぶつかり合いが続くということだと思います。
がむしゃらに走っていても全身でフェイントをかけたり、倒される中でも必死に味方にパスを出したり。とにかく全てがシャカリキで、気持ちがいい。
見ているほうも休む暇がないのです。
ボールを奪えないことは「負け」に直結する。
相手ボールの時は常に守備に全力を尽くす。
ラグビーW杯を見て、このシンプルな常識が観戦者にとって、とても刺激的なのだということを再確認しました。
守備は攻撃。
攻撃は、ボールを持った相手を迎え撃つところから始まっているということ。
今の日本のフットボールに足りないもの。
それは、守備をよりアグレッシブにすることです。もちろんロジカルに制御された守備を。よりスピーディな、退屈する時間がほとんどないゲームを見せる。これこそが観客を熱狂させる近道なのだと思っています。そのためには、高いレベルで守備の強度を上げなければなりません。
僕がフットボールに携わる皆さんに枝Dクリニックをお薦めしている最大の理由がこれです。
そういうわけで、今回も関西で内田淳二氏の枝Dクリニック(with大森さんセミナー)を主催させていただきました。
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今日も最後までお読みいただいてありがとうございました。
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